週刊金融日記 第722号 ペルシャ湾岸諸国のおかげで台湾有事で日本でいったい何が起こるのかが確度高く具体的に分かりました、他
公開日: 2026年03月17日 X
※この記事は2026年03月16日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第722号』のダイジェストです。
// 週刊金融日記
// 2026年3月16日 第722号
// ペルシャ湾岸諸国のおかげで台湾有事で日本でいったい何が起こるのかが確度高く具体的に分かりました
// ホルムズ海峡封鎖で原油100ドル超え
// トマホークが半額!香港はステーキ半額デー抗争で東京より安いです
// 日本の解雇規制について
// 他
こんにちは。藤沢数希です。
香港はスギ花粉もなく、毎日20℃ぐらいでとても過ごしやすいですね。まあ、香港は物価がそれなりに高いので避粉地として長期滞在するのはアレでしょうが、沖縄とか深センとか、香港に限らずこの辺の南の方の都市は、この時期はとても過ごしやすいと思います。
★気候が良くて、青島ビールが美味いですわ。まあ、あと1、2ヶ月で蒸し暑くなるわけなんですが、そしたら、また冷えたビールが美味いですね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2031335390758711586
さて、世界経済の方は相変わらずホルムズ海峡が封鎖されております。まだ、日本や中国など石油の備蓄がありますから、実体経済に目立った痛みが見えていないため、人々は楽観的なように思います。特に、この10年ぐらいの戦争は、株式市場がいったん下がったら買っておけば儲かったことばかりだったので、みんな押し目を狙っていて、それなりに下がってはいるんですが、調整程度に留まっております。
戦争というのは、ほとんどの場合、だいたい当初の思惑よりも長期化します。そして、これまでの戦争と違って、イランは世界経済への影響が大きすぎると思うんですよね。
『週刊金融日記 第720号 いまさら人に聞けないイラン現代史:石油という宝のせいでアメリカに翻弄され続けた悲劇の戦後80年』
『週刊金融日記 第721号 アメリカとイスラエルがイランをボコった中東の戦争における中国の立ち位置を解説します』
今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。
-ビットコイン投資でオススメの仮想通貨取引所を教えてください
-東大卒40代既婚子なしでFIREしておりますが素敵な未婚女子と出会ったのですが離婚リスクを鑑みておつきあいではなく愛人契約にしたいです
-不当解雇裁判をやってみたので報告します
-既婚子持ち管理職ですが会社の新入社員の女子と恋に落ちてしまいました
それでは今週もよろしくお願いします。
1.ペルシャ湾岸諸国のおかげで台湾有事で日本でいったい何が起こるのかが確度高く具体的に分かりました
米軍とイスラエル軍が外交交渉中の騙し討ちで、イランにトマホークなどの精密誘導ミサイルで一斉攻撃をして、最高指導者ハメネイ師をはじめイラン政府高官たちがいっしょにいた家族もろとも殺害され、この中東での戦争が始まりました。
そこで、イランがまず行った反撃は、イスラエルに対する自爆ドローンとミサイルによる飽和攻撃はもちろんですが、ペルシャ湾対岸のUAEやカタール、バーレーンなどの富裕なGCC(Gulf Cooperation Council、湾岸協力会議)諸国の米軍基地への攻撃でした。これらのGCC諸国が攻撃されることは、僕自身は米・イスラエルによる先制攻撃の前は、イランがわざわざ敵を作ることになるので、正直あまりピンと来ていませんでしたが、中東地域の専門家たちは考えられる反撃としてほぼ全員が事前に予測していました。ということで、GCC諸国自身を含めて、このようにイランを叩けば、このようなイランの反撃が来ることは皆分かっていたことだったわけです。
そして、米軍基地だけでなく、GCC諸国の石油施設(イランの石油施設を攻撃された報復)や米軍スタッフが隠れているとされる民間のホテルなども自爆ドローンで攻撃されています。また、米軍自身もこうした反撃を予想していたので、前もって重要な兵器は退避させ、多くの米軍スタッフも民間のホテルなどに逃げていたわけです。こうした光景を見て、実際に台湾有事が起こった場合、日本でいったい何が起きるのかが具体的にはっきりと分かってきたわけです。
今週はこのことを解説します。
まず、そもそも台湾有事(=中国による台湾統一のための武力行使)が本当に起こるのかどうか、また、中国と台湾にどんな正義があるのかとか、米中パワー競争の文脈とか、そういうことは今回は議論しません。仮にそれが起こった場合に、その後に軍事的に日本に何が起こるのかが、簡単なフローチャートでかなり正確に予測できるということです。
中国による台湾への侵攻が始まった場合、まず、ここでアメリカ政府が軍事介入して中国と対決するかどうかを決断する分岐があります。ここでアメリカ政府が介入せずに放置するということも可能性としてはありえます。また、介入したとしても、実際にはメンツを守るためであり、ある程度は中国共産党と事前に交渉で握っていて、抑制的な介入に留まる、という可能性も十分あります。むしろ、この程度の抑制的な軍事介入がメインシナリオのひとつかもしれません。こうした場合、よほど日本政府が血気盛んでなければ(残念ながら高市早苗首相とその支持層は非常に血気盛んですが……)、日本も抑制的に関わるだけで、それほど戦火が日本列島に及ぶことはないと思われます。このように米軍が介入しない、あるいは抑制的な介入しかしないケースでは、台湾が降伏しなかった場合、台湾も中国の人民解放軍も大きな被害を出しながらも、時間の問題で台湾は武力で統一される可能性が高いでしょう。
以上のようなことは大いに議論されるべきことでしょうが、今回は、アメリカ政府が本気で台湾統一を阻止しに行く!と決断した場合に何が起こるのか、ということを論じます。これで日本も激しく戦争に巻き込まれることになります。
【主要な軍事アセットを沖縄など日本の米軍基地から退避させる】
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2.今週のマーケット
●米イスラエルのイラン侵略戦争は停戦見えずホルムズ海峡封鎖で原油100ドル超え、市場にはテヘランの空のような不穏な空気が漂っている(金融日記 Weekly 2026/3/6-2026/3/13)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260315-TehranSkyGloomOilCrisis.html
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3.ブログではいえないお店
-トマホークが半額!香港はステーキ半額デー抗争で東京より安いです
香港の外食の価格動向は、額面的には、庶民中華は東京より安いかも、高級中華は東京の1倍〜1.5倍ぐらいで、フレンチとかイタリアンとかは東京の2倍だけど、東京よりいろいろボリュームが多いし、何より肉とか魚とかが大きいので、そういうので補正すると、そこまで東京より高くはないかな、というのが僕の印象です。むしろ、東京は額面価格を抑えるために、ステルス的に単価が高い食材の量を減らすとか、そういうことが広く行われるようになり、昔を知っているものからすると、すこし淋しい感じがします。
とはいえ、やはり香港の物価は高いです。不動産価格は世界一高いようですが、これは東京の半分のスペースで満足する体質にすれば、あまり問題ないのですが……。
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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談
-ビットコイン投資でオススメの仮想通貨取引所を教えてください
毎週の発行を楽しみにしております。
質問させていただきます。
藤沢先生が現在オススメしている投資先にビットコインがあります。
オススメの取引所はありますでしょうか?
ご教示いただけますと幸いです。
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