金融日記


週刊金融日記 第716号 消費者と労働者と投資家とでは見え方が全く違う!年々悪くなる東京の暮らしぶり、他

公開日: 2026年02月04日 X


※この記事は2026年02月03日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第716号』のダイジェストです。

// 週刊金融日記
// 2026年2月3日 第716号
// 消費者と労働者と投資家とでは見え方が全く違う!年々悪くなる東京の暮らしぶり
// 衆院選は高市自民が単独過半数の勢い
// 鹿児島の鰻はやはり別格だったが鰻は絶滅危惧種です
// 金・銀・ビットコインが暴落しています
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 香港に帰ってきました。正直、僕的には香港の方が落ち着く感じではありますね。

★香港の中華は美味いですなぁ。そりゃあ、東京でも高級なところに行けば美味いんでしょうけどね。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2017220823472656729

 日本は衆議院選挙ですね。高市首相の人気で、自民圧勝という情勢調査が各社から出ていますが、どうなることでしょうか。

●自民、単独過半数の勢い 中道不振続く、維新と国民も苦戦
https://www.47news.jp/13811150.html

★僕も日曜日に香港領事館で衆議院選挙の投票をしてきました。香港の投票は月曜日が最終日でした。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2017876543561945096

 そういえば、もう公開されてからだいぶ経つんですが、アバター3を日比谷の最新設備の映画館で見てきましたわ。

★平日昼間なんで、流石にミッドタウン日比谷は空いていて快適でした。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2015583675199689189

 世界の映画の歴代興行収入ランキングで1位がアバターで3位がアバター2で、4位はタイタニックで、ぜんぶジェームズ・キャメロン監督です。彼は少なくとも商業的には、人類史上最も成功した映画監督ですね。自身は環境保護と健康目的でビーガン(=完全菜食主義)になっており、アバターとかの撮影では俳優やスタッフ全員にビーガン食を強要しました。また、我々人間と同じように感情を持ち、知能が高いクジラを愛していて、クジラを殺すような蛮行を止めさせようと、がんばって活動しています。
 僕は別に、彼の思想とかビーガンには共感しないんですが、彼の作る映画はやはりめちゃくちゃ面白いんですよね。アバター2は日本以外では大ヒットしたんですが、日本だけなんかローカルなアニメの方が見られていました(笑)。やっぱり、映画って美術と音楽だな、と思うわけです。世界トップの映画監督がめちゃくちゃ金かけて3Dで撮影するんで面白いんですわ。
 アバターはうっすらと反米思想がうかがえる作品で、アメリカ軍やアメリカの多国籍企業のメタファーが悪者として出てきます。今作も、大いなる自然と共生して伝統と家族愛で暮らしているナヴィの種族同士を悪い人間たちが分断させてお互いに戦わせる、というアメリカ外交政策の十八番(おはこ)のメタファーが繰り広げられ、いろいろ戦争するんですが、なかなか面白いです。
 ハリウッド映画といえば、半分以上はアメリカのプロパガンダで、アメリカ=正義の味方、他の国=悪、という単純な構図をこれでもかと発信し続けるものも多かったんですが、結局、反米のジェームズ・キャメロンがいちばん売れているというのが面白いし、なんか、そこがアメリカのエンタメの強さだな、という気もします。

『週刊金融日記 第556号 アバター2は危険なほど面白い映画でした』

●アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ
https://www.20thcenturystudios.jp/movies/avatar3

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-インフレによって借金の実質価値を下げることは日本の政府債務の解決になりますか
-長期金利が4%でも名目成長率が4%前後あれば日本の財政は持続可能と評価されますか
-金(Gold)のみならず銀銅プラチナなど暴落しておりますがどうしたらいいでしょうか
-家族での札幌旅行でオススメの場所をご教示ください
-高額療養費制度の改悪が再開されようとしています
-ACSモデルのアップデートと『ぼく愛』を実戦で生かすための3つのフィルター

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.消費者と労働者と投資家とでは見え方が全く違う!年々悪くなる東京の暮らしぶり

 ちょっといろいろ用事があって、12月に日本に帰って1月末まで滞在してました。この間、九州や四国に行ったし、山口、広島、岡山などの瀬戸内地方も巡り、大阪にも名古屋にも行ったし、東京にも滞在していました。そこで日本社会をいろいろ観察していて、いろいろ気づきがあったので、忘れないうちに書き留めておこうと思います。
 まあ、さすがに衰退途上国と揶揄されるだけのことはあって、インフレと人手不足によって、いろいろ暮らしぶりのクオリティはちょっとずつ悪くなっていくのは、まあ、仕方ないかな、という気がしております。

 【日本の街からゴミ箱がもっとなくなった!(笑)】

 日本はとにかく公共の場所にゴミ箱がほとんどありません。これはオウム真理教のテロで、ゴミ箱に毒ガスが隠されていてゴミ箱は危険だ!ということになり、それ以来、どんどんゴミ箱がなくなりました。もうテロ事件は風化したんですが、こういう言い訳ができたもんで、そりゃあ提供する側もいろいろコストカットできるから、ずっとゴミ箱がないままになっているわけです。
 香港なんかは、歴史があるし、地震がないから築50年ぐらいのビルがたくさん建っていて、タバコの吸殻など街にゴミが適度に落ちています。その喧騒の中の小汚さが、僕はとても心地良いんですが、それに比べると、日本はどこもかしこもとても綺麗です。しかし、香港は、街のそこら中にちゃんとゴミ箱があります。あと、ゴミの分別とか要求されません。
 近年は、日本に外国人観光客が増えてきて、街にゴミ箱がない日本でいろいろ困り、公園などの数少ないゴミ箱にめちゃくちゃゴミが集中するもんですから、観光地なんかでは数少ないゴミ箱が当然のように溢れて、周辺がゴミだらけになったりして、それが観光公害として報道されたりしていました。最近は、外国人観光客の増加に不満を持っている日本国民がとても多いですから、そうしたゴミで溢れかえった風景がXでバズったりしていました。まあ、そんなのはごく一部のところであって、今回の滞在中も、全般的に日本は綺麗なところだな、という印象だったんですけどね。
 さて、それで、Xを見ていると、一部の心ある人たちが、いやいや、こんなにゴミ箱を設置しない日本が悪いんだ。特にゴミが出る持ち帰り用の食べ物を売っているお店とかもゴミ箱を設置してなくて、外国人観光客はどうしろって言うんだよ! 自治体が税金でゴミ箱を設置するか、そういうゴミが出るものを売る店にゴミ箱の設置を義務化しろ、みたいな声が挙がっておりました。
 そして、一部の勇気あるX民たちが、インバウンド観光客の経済効果に期待しながらもゴミ箱を街に設置しない日本国政府に抗議するために、俺はゴミを道にどんどん捨ててやる!ゴミのポイ捨て運動をやろうじゃないか、みたいなムーブメントが僕のXのタイムラインで巻き起こっており、僕はこれは素晴らしい、これで日本も変わる、と香港から眺めていたわけです。
 それで、日本に帰ってみたらどうでしょうか。以前、設置されていた広場のゴミ箱すらなくなっていて、よく行っていた東京のコンビニは外にゴミ箱を設置していたのが店内に変わって、でかでかと「家庭ごみの持ち込み禁止です!」と書かれていました。地方都市もちょくちょく行ったんですが、地方都市はもっと酷くて、あんだけゴミが出るもの売っているコンビニは、小さい所だとお店の中にもゴミ箱を設置していません。

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2.今週のマーケット

●次期FRB議長にウォーシュ氏指名で金・銀・ビットコイン暴落、衆院選は高市自民が単独過半数の勢い(金融日記 Weekly 2026/1/23-2026/1/30)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20260201-WarshFedGoldCrash.html

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3.ブログではいえないお店

-鹿児島の鰻はやはり別格だったが鰻は絶滅危惧種です

 僕たちが食べている鰻というのは、天然の稚魚であるシラスウナギを捕獲してきて、それを中国や日本で養殖して育てたものです。やはり日本の国産の方が養殖技術が高くて高価ですが、世界の生産量の約9割は中国産です。スーパーやチェーン店の安い鰻は基本的に中国産で、高級な鰻屋は日本産という棲み分けができていますね。日本産鰻だと、やはり鰻重なんかは5000円ぐらいはするんですよ。2000円とかで食べられるのは中国産です。僕はもちろん中国産もよく食べます。
 これも中学受験の社会ではよく出てきますが、養殖ウナギの国内生産量第1位は断トツで鹿児島県です。農林水産省の令和5年の統計によると鹿児島県の生産量は7,200トンで、全国の約4割を占めています。2位は愛知県(4,300トン)、3位は宮崎県(3,400トン)、そして、浜名湖など鰻養殖で有名な静岡県は実は4位(1,720トン)に過ぎません。
 そして、日本人がこうして鰻を食べまくるもんですから(中国の養殖のほとんどは日本向けです)、鰻を取り巻く環境は年々厳しくなっていて、ニホンウナギはすでに絶滅危惧種(IUCNレッドリスト)に指定されており、欧州などは以前からワシントン条約で鰻の国際取引を規制しようと動いています。これが通ると、海外からのシラスウナギの輸入ができなくなり、鰻重が今の数倍の値段になり、事実上、日本人が鰻を食べられなくなります。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-インフレによって借金の実質価値を下げることは日本の政府債務の解決になりますか

いつもメルマガを興味深く拝読しております。
日本の財政についてお伺いしたいことがあります。
現在、日本の国債残高は約1100兆円と言われていますが、実際には国債の多くが借り換えによって返済期限を先送りされ続けています。
この状況は、名目上は返済しているものの、実質的には問題が解決していないとも言えるのではないかと感じています。
一方で、
・インフレが進むことで税収が増える
・円の実質価値が下がることで、過去に発行した国債の実質的な負担が軽くなる
という見方もあると思いますが、「インフレによって借金の実質価値を下げること」は、日本の借金問題の現実的な解決策になり得るのでしょうか。
また、借り換えを続ける限り、いつまで経っても根本解決にならないとすれば、政府の収入を増やす最適解(できるだけ国民の痛みが少ない方法)はどこにあるとお考えでしょうか。
例えば、
・日本独自の強み(技術・文化・コンテンツ、海底レアアース等)を海外に売り
・その結果として法人税や外貨収入を増やす
といった方向性は、現実的な選択肢になり得るのでしょうか。
藤沢先生のお考えをぜひお聞かせいただければ幸いです。
よろしくお願いいたします。

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