パキスタン仲介の米イラン協議決裂!そして今度はアメリカがホルムズ海峡を封鎖へ!?(金融日記 Weekly 2026/4/3-2026/4/10)
公開日: 2026年4月12日 X
| TOPIX: | 3739.85, | +2.6% (1w), | +9.1% (YTD) |
| Nikkei225: | 56924.11, | +7.2% (1w), | +13.1% (YTD) |
| S&P500: | 6816.89, | +3.6% (1w), | -0.4% (YTD) |
| USD/JPY: | 159.24, | -0.2% (1w), | +1.8% (YTD) |
| EUR/JPY: | 186.74, | +1.5% (1w), | +1.6% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 96.57, | -13.4% (1w), | +68.2% (YTD) |
先週(4月3日-10日)の株式市場は、結果的に大きなぬか喜びを演じることとなりそうだ。週半ばまでは、パキスタンが仲介する停戦協議への期待からリスクオンの嵐が吹き荒れ、日経平均株価は週間で+7.2%という爆騰を記録。原油価格も戦争の終結とホルムズ海峡の解放を織り込みながら13%以上も急落し、WTI先物は90ドル台前半まで押し戻された。しかし、日曜日に飛び込んできたのは、期待を打ち砕くニュースだった。
イランの経済的な命綱である中国も後押しする形で行われたパキスタン協議だったが、ふたを開けてみれば、核開発と海峡の主導権を巡る溝は全く埋まっていなかった。交渉が決裂するやいなや、トランプ大統領は「イランによる不法な通行料徴収は許さない」と激昂。あろうことか、「イランに通行料を支払った船舶は、誰であろうと米軍が拿捕する」と宣言したのだ。イランが事実上封鎖していた海峡を、今度はアメリカが逆封鎖するという展開である。
まずは月曜日の朝に東京市場が下落することになりそうだが、一つ冷徹な事実に気づく必要がある。実はアメリカ(シェールオイル大国)にとって、ホルムズ海峡の封鎖は必ずしもマイナスではないということだ。海峡が閉じ、原油価格が高騰すれば、日本や韓国、台湾、そして最大のライバルである中国のアジア勢は「ガス欠」で大きな打撃を受ける。一方、ホルムズ海峡依存度が低く、エネルギー自給率が100%を超え、輸出に回せるアメリカにとっては、短期的には多少の混乱があっても、同盟国をよりアメリカ依存に変え、中国へも打撃を与えられることを意味する。
再び、ペルシャ湾には不吉な暗雲が立ち込めている。
●米・イラン協議、合意できず代表団帰国 ホルムズ海峡など巡り対立鮮明
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1202G0S6A410C2000000/
●米イラン協議決裂、核・ホルムズ海峡で溝埋まらず 停戦に暗雲
https://jp.reuters.com/world/us/DEETK4YZYZJ7RMCUF6CAIBXIIM-2026-04-12/
●トランプ氏、ホルムズ海峡の海上封鎖を開始へ 停戦協議頓挫で
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN1221T0S6A410C2000000/
★今度はアメリカがホルムズ海峡の封鎖を宣言することになった。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2043320176331063671
★じつはアメリカは、アジアの同盟国に大きなダメージを与えるが、ホルムズ海峡封鎖から大きな利益を得られる可能性がある。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2043344298285126043
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/04/03-2026/04/10)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/04/03-2026/04/10)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/04/03-2026/04/10)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2026/04/10)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2026/04/03-2026/04/10)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2026/04/03-2026/04/10)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20260411_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
4月13日(月)
日3月マネーストックM2
米3月中古住宅販売件数
決算:Goldman Sachs、他
4月14日(火)
日20年国債入札
米3月生産者物価指数(PPI)
中国3月貿易収支
IMF世界経済見通し
決算:Citigroup、JPMorgan、BlackRock、Johnson&Johnson、他
4月15日(水)
日2月機械受注
日3月訪日外客数
米4月ニューヨーク連銀製造業景気指数
米3月輸出・輸入物価指数
米4月NAHB住宅市場指数
米ベージュブック
米2月対米証券投資
決算:Jフロント、高島屋、東宝、松竹、ASML、Morgan Stanley、Bank of America、他
4月16日(木)
米4月フィラデルフィア連銀製造業景況感指数
米3月鉱工業生産指数
米3月設備稼働率
中国1-3月期GDP
中国3月鉱工業生産指数
中国3月小売売上高
中国3月固定資産投資
IMF・世銀春会合(-4/18 ワシントン)
決算:TSMC、Netflix、他
4月17日(金)
4月18日(土)
4月19日(日)