アメリカは屈辱的な敗北を認め損切りするか地上侵攻強行して世界経済(特にアジア)をぶっ潰すかの瀬戸際(金融日記 Weekly 2026/3/20-2026/3/27)
公開日: 2026年3月29日 X
| TOPIX: | 3649.69, | +1.1% (1w), | +6.5% (YTD) |
| Nikkei225: | 53373.07, | +0.0% (1w), | +6.0% (YTD) |
| S&P500: | 6368.85, | -2.1% (1w), | -7.0% (YTD) |
| USD/JPY: | 159.7, | +1.1% (1w), | +2.1% (YTD) |
| EUR/JPY: | 184.22, | +0.8% (1w), | +0.3% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 99.64, | +1.4% (1w), | +73.5% (YTD) |
先週(3月20日-27日)のマーケットは、今後の中東情勢のさらなる悪化を予感させるどんよりとした空気に包まれた。米国株(S&P500)は週間で-2.1%と続落し、年初来ではマイナス7%に達した。一方、高市政権への期待が残る日本株は、円安(1ドル160円台)による押し上げもあり、日経平均株価はフラットであったもののTOPIXはプラスを維持した。米国債10年物利回りもじりじりと上昇している。WTI原油先物は100ドルの大台を目前に「オイルショック」の再来を織り込もうとしている。
リアリズムの巨頭、ジョン・ミアシャイマー教授は最新のインタビューで、トランプ政権の対イラン戦略が「戦略的敗北」に終わったと断じた。当初、トランプ政権とイスラエルが目論んだ「斬首作戦による短期決戦」は完全に失敗した。トランプ氏は「無条件降伏」に近い15カ条の要求を突きつけているが、イランには応じる理由が皆無である。むしろ、イランは「非対称戦」によって、ホルムズ海峡に「関所」を設け、通航料を徴収するというアメリカにとって屈辱的な実効支配を強めた。そして、イランはホルムズ海峡と紅海の両方を封鎖する能力があり、世界経済をいつでも崖から突き落とすことができるのだ。
トランプ政権は沖縄の海兵隊などを中東へ送り込み、地上戦の準備を進めていると報じられている。しかし、ミアシャイマー氏はこれを「愚かな選択」と一蹴する。イラクの4倍の国土と9000万の人口、峻険な地形を持つイランに対し、数千から数万程度の海兵隊で挑むのは、まさに「第2の硫黄島」を悲劇的なスケールで繰り返す自殺行為に他ならない。
市場が今、トランプ大統領に期待しているのは、自身の過ちを認める「損切り」である。しかし、もし大統領が自身のメンツを守るために地上侵攻というギャンブルに出れば、エネルギー価格の暴騰とサプライチェーンの分断により、イランからの対艦ミサイルの集中砲火だけでなく、金融市場のクラッシュも待ち構えていそうだ。
●John Mearsheimer: "Iran Holds All the Cards" - The Strategic Defeat of the U.S.
https://www.youtube.com/watch?v=DBOVT0UdHXg
●イラン革命防衛隊、ホルムズ海峡に「関所」 要塞の島で通航料徴収か
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA27C4O0X20C26A3000000/
●沖縄の米海兵隊、中東に到着 対イラン「数週間の地上戦準備」米報道
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2911U0Z20C26A3000000/
●高市内閣支持率、3ポイント上昇72% 日米首脳会談「評価する」65% 日経世論調査
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA250UE0V20C26A3000000/
★イランのミサイルによって米軍の早期警戒機が破壊された。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2038149434538856926
★米軍最大の空母USSジェラルド・R・フォードも戦線を離脱することとなった。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2038132887925719400
★FT誌もこの戦争で中国が超大国としての地位を固めるとの記事を発表している。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2038221184735830146
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/03/20-2026/03/27)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/03/20-2026/03/27)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/03/20-2026/03/27)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2026/03/27)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2026/03/20-2026/03/27)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2026/03/20-2026/03/27)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20260328_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
3月30日(月)
日銀金融政策決定会合の主な意見(3/18-19開催分)
3月31日(火)
日3月東京都区部消費者物価指数(CPI)
日2月失業率・有効求人倍率
日2月鉱工業生産指数
日2月商業動態統計
日2年国債入札
米1月ケース・シラー米住宅価格指数
米2月雇用動態調査(JOLTS)求人件数
米3月消費者信頼感指数
中国3月製造業購買担当者景気指数(PMI)
4月1日(水)
日3月日銀短観
日3月新車・軽自動車販売台数
日年金制度改正法施行
中国3月財新製造業購買担当者景気指数(PMI)
米3月ADP雇用統計
米3月ISM製造業景況指数
4月2日(木)
日3月マネタリーベース
日10年国債入札
米2月貿易収支
4月3日(金)
米3月雇用統計
米3月ISM非製造業景況指数
休場:米、英、香港(聖金曜日)
4月4日(土)
4月5日(日)