米イスラエルがイラン最高指導者ハメネイを殺害、イラン報復でホルムズ海峡閉鎖か(金融日記 Weekly 2026/2/20-2026/2/27)
公開日: 2026年3月1日 X
| TOPIX: | 3938.68, | +3.4% (1w), | +14.9% (YTD) |
| Nikkei225: | 58850.27, | +3.6% (1w), | +16.9% (YTD) |
| S&P500: | 6878.88, | -0.4% (1w), | +0.5% (YTD) |
| USD/JPY: | 155.86, | +0.5% (1w), | -0.4% (YTD) |
| EUR/JPY: | 183.95, | +0.7% (1w), | +0.1% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 67.02, | +0.8% (1w), | +16.7% (YTD) |
先週(2月20日-27日)の株式市場は、週半ばまで高市政権による日本株ブームの余韻で日経平均が一時5万9,000円台をうかがうなど熱気に包まれていたが、週末にかけては不穏な動きを見せた。中東情勢の緊迫化を先読みして、原油価格がじわじわと値を上げ始めていたからだ。
そして、28日土曜日、トランプ政権はイスラエルと共同でイランへの大規模な先制攻撃を敢行した。CIAが最高指導者ハメネイ師の居場所を特定し、閣僚らが集まる秘密会議を狙った斬首作戦により、ハメネイ師とその家族、さらには政権中枢の多くを殺害した。トランプ大統領は「差し迫った脅威を排除した」と胸を張るが、もはや米国が国際法はおろか、戦争の体裁さえ繕おうとしないことが浮き彫りになった。また、これは米国とイスラエルにとっては華麗なる斬首作戦の成功だが、86歳で末期癌を患っていたとされるハメネイ師にとっては、敵国による暗殺という形での最期は「理想的な殉教」であったとも言える。多くの軍事専門家が、これでイランの体制が転換されるとは見ていない。
イラン側は即座に報復を開始し、イスラエルへのミサイル攻撃だけでなく周辺国の米軍基地を狙い撃ちしている。これによりドバイ国際空港は被弾し、数千の航空便が欠航。ドバイの豪華ホテルでの火災も報じられるなど、世界的な観光・物流拠点に甚大な被害が出ている。
市場にとって最大の恐怖は、イランによるホルムズ海峡の封鎖である。既にほとんどの船舶が引き返している模様だ。WTI原油先物は先週末時点で67ドル台まで上昇していたが、この週末の開戦を受け、週明けの市場でどの程度まで原油価格が上昇するのか見極める必要がある。日本は、原油やLNGなど化石燃料の9割以上をこの海峡通過に依存している。備蓄はあるものの、封鎖が長期化すればガソリン代や電気代の暴騰は避けられず、日本経済への打撃は計り知れない。
●アメリカとイスラエル、イランを攻撃と発表 米軍駐留の近隣国に報復攻撃か
https://www.bbc.com/japanese/articles/cnv6e0869gpo
●米・イスラエルの攻撃が学校直撃とイラン、少なくとも108人殺害と
https://www.bbc.com/japanese/articles/cx2de09y95wo
●トランプ氏「差し迫った脅威」でイラン攻撃、法的根拠乏しいと批判の声 国際法軽視の姿勢鮮明
https://www.yomiuri.co.jp/world/20260301-GYT1T00161/
●米CIAが特定、白昼に決行 イラン指導部施設に集中砲火
https://www.47news.jp/13935564.html
★86歳で末期癌のハメネイ氏は、敵国の斬首作戦で殺害されるという、ある意味では、最も理想的な最期となったわけである。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2027935059882471436
●イランの攻撃で数千に上る航空便が欠航 ドバイ空港は事実上閉鎖
https://www.bloomberg.com/jp/news/articles/2026-03-01/TB79LHT96OSG00
●アブダビ、ドバイの空港で死傷者 観光地被弾か、高級ホテルで火災
https://www.nishinippon.co.jp/item/1463814/
●日本の原油輸入に打撃 ホルムズ封鎖なら、空路にも影響 イラン攻撃後、海峡通過7割減・米紙報道
https://www.jiji.com/jc/article?k=2026030100573
★中東のハブ空港であるドバイ国際空港も被弾している。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2027916936844349569
★ホルムズ海峡封鎖となれば、化石燃料の輸入の9割以上がこの海峡を通過する日本にとって極めて甚大な問題となりうる。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2027997742631657705
●米国・イスラエルによるイランへの軍事攻撃 中東情勢ウォッチ/中東戦略研究所
https://note.com/thegulfnews/n/n557f2241ef22
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/02/20-2026/02/27)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/02/20-2026/02/27)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/02/20-2026/02/27)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2026/02/27)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2026/02/20-2026/02/27)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2026/02/20-2026/02/27)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20260228_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
3月2日(月)
日2月新車販売台数
日2月軽自動車販売台数
米2月ISM製造業景況指数
中国2月財新PMI
3月3日(火)
日1月失業率・有効求人倍率
日2月マネタリーベース
日10年国債入札
3月4日(水)
日2月消費動向調査
米2月ADP雇用統計
米2月ISM非製造業景況指数
中国2月製造業購買担当者景気指数(PMI)
決算:Broadcom、他
3月5日(木)
日30年国債入札
米1月輸出・輸入物価指数
中国・全国人民代表大会(全人代)開幕
3月6日(金)
米2月雇用統計
3月7日(土)
3月8日(日)
米サマータイム開始