自民公明は過半数割れも予想以上の善戦で石破首相続投か、円売りトレードは巻き戻しへ(金融日記 Weekly 2025/7/11-2025/7/18)
公開日: 2025年07月21日 X
| TOPIX: | 2834.48, | +0.4% (1w), | +1.2% (YTD) |
| Nikkei225: | 39819.11, | +0.6% (1w), | -0.2% (YTD) |
| S&P500: | 6296.79, | +0.6% (1w), | +7.1% (YTD) |
| USD/JPY: | 148.75, | +0.9% (1w), | -5.3% (YTD) |
| EUR/JPY: | 172.99, | +0.4% (1w), | +5.9% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 67.34, | -1.6% (1w), | -6.1% (YTD) |
日曜日は日本の参議院選挙の投開票があった。事前には、自民公明の与党の大敗、そして、参政党の躍進などが報道されていた。アメリカの上院に当たる日本の参議院は定数248人で任期は6年である。3年ごとに半数ずつが改選され、今回は改選の124議席と、東京選挙区の欠員補充の1議席の合わせて125議席を巡って争われた。自民公明の与党は前回の参院選では大きく勝っているので、今回は石破自民と公明で50議席を獲得すれば与党過半数であった。そして、石破首相はこれを目標に掲げていた。当初は、厳しいが実現可能な目標であり、これを石破首相自身の進退問題の基準である、という見方もあった。
その後、参政党の躍進など、情勢が変化し、この1週間ほどは、世論調査や予測機関、そして、著名な政治評論家も、自公の過半数の維持は絶望的になりつつあり、獲得できる議席は50には遠く及ばず30台だと報じていた。そして、対抗する有力野党はすべてが消費税減税を掲げており、また石破首相が辞めた場合の自民党の後釜も、拡張財政派と見られていたため、為替や国債の市場もこれを見越して円が売られ、長期金利も高止まりしていた。
しかし、蓋を開けてみれば、石破自民は意外と善戦した。この原稿執筆時点では、すでに過半数に届かなかったことはほぼ確定しているが、1、2議席足りないだけの惜敗である。公明党も粘った。
いまは少数与党となった自民公明に対して、それぞれの野党も国会で意見を聞いてもらえて居心地が良く、自民党内で石破下ろしをしても、衆議院で過半数のない与党の新しい総裁が日本の総理大臣になれる保証もない。奇妙にも、石破総理だと、与党も野党も都合がいいのだ。また、本人も続投を表明しており、期待が低かっただけに、印象は悪くなく、石破続投は通りそうだ。
自公大敗を織り込んでいた市場は、週明けから巻き戻しが起こりそうだ。円は大きく買い戻されるだろう。
●石破首相 続投の意向 会見で正式に表明へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20250720/k10014869231000.html
★結果的には、筆者の予想どおりの展開になりそうである。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1940659582336225782
●円が対ドルで買い優勢一時147円台、参院選の開票後 シドニー市場
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-07-20/SZPPSCGPL3WH00
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/07/18-2025/07/25)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/07/18-2025/07/25)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2025/07/18-2025/07/25)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2025/07/25)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2025/07/18-2025/07/25)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2025/07/18-2025/07/25)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20250719_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
7月21日(月)
休場:日本(海の日)
7月22日(火)
パウエルFRB議長発言
米7月リッチモンド連銀製造業指数
7月23日(水)
米6月中古住宅販売件数
決算:米Alphabet、米Tesla、他
7月24日(木)
米6月新築住宅販売件数
ECB定例理事会(ラガルド総裁会見)
決算:信越化、キヤノン、中外薬、米Intel、他
7月25日(金)
日7月東京都区部消費者物価指数(CPI)
日6月企業向けサービス価格指数
米6月耐久財受注
独7月Ifo景況感指数
決算:ファナック、ルネサス、他
7月26日(土)
7月27日(日)