金融日記


週刊金融日記 第699号 「台湾有事は日本有事!」安倍晋三の遺志を継ぐ高市早苗総理誕生と5分で分かる台湾の歴史、他

公開日: 2025年10月09日 X


※この記事は2025年10月07日発行の有料メルマガ『週刊金融日記 第699号』のダイジェストです。

// 週刊金融日記
// 2025年10月7日 第699号
// 「台湾有事は日本有事!」安倍晋三の遺志を継ぐ高市早苗総理誕生と5分で分かる台湾の歴史
// 日本初女性宰相高市早苗で円安&資産インフレへGo
// 東京上陸!名古屋発祥の台湾ラーメンの謎に迫る
// 医者はインフレでも勝ち組か
// 他

 こんにちは。藤沢数希です。
 週末の総裁選は大方の予想を裏切り、高市女史が大勝利で、日本初の女宰相です!

●高市早苗氏 : 総裁の椅子に座るまでのタイムライン
https://www.nippon.com/ja/japan-data/h02560/

 経済政策的には、アベノミクスの継承者ということで、円安&株高が加速というのが既定路線ですね。

★為替は円安に動いています。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1975074217365557279

★日本株は大きく上がりました。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/1975090068613451930

 シンゾーの愛弟子が総理になるということで、トランプ大統領も嬉しそうです。

●トランプ氏、高市氏「尊敬される人物、深い知恵と強さ」
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN06BID0W5A001C2000000/

 さて、外交は、高市氏は親台湾・反中国として知られていますから、今週のコラムは台湾の歴史について書きました。

 今週も読者から興味深い投稿がいくつもあります。見どころは以下のとおりです。

-勝ち組のはずの勤務医ですがインフレで最近は閉塞感を感じています
-「人脈にはそれほど価値はない」という考え方を最近改めました
-アラフォーですが結婚する気ではなかった彼女が妊娠してしまい困っています

 それでは今週もよろしくお願いします。

1.「台湾有事は日本有事!」安倍晋三の遺志を継ぐ高市早苗総理誕生と5分で分かる台湾の歴史

 ここ最近は、とんでもなく大変なテーマが続いて、もうメルマガ書くのにさすがに疲れてきたので、今週は、台湾の歴史をちょいちょいとまとめるという、ちょっと軽いテーマにして、少し休憩しようと思っていました。というのも、中国の現代史と共産党の統治構造をこれから勉強するのに、台湾の歴史は避けて通れず、今週は簡単に教科書的な台湾の歴史でも書いておこうかな、と。台湾の歴史って、大学受験で熱心に世界史勉強した人とか、そういう国際政治の問題に詳しい人とかしか知らんし、知らなかったら、最近の国際情勢とか何も分からんわけです。
 さて、このメルマガは、政治問題はどちらの側にも寄らず、客観的に事実関係をおさらいして、未来を見通して、個人投資家とかサラリーマンとして、いろいろ他人(=メルマガ購読していない人たち)より上手く立ち回れるようにしよう、というのが目的です。また、日本に戦火がおよぶ可能性があるほぼ唯一にして最大のリスクが、台湾有事なんで、万が一に、そういう方向に日本が進んだ場合に(台湾有事は台湾有事なんで、日本が軍事的に巻き込まれるかどうかは日本政府の判断次第です)、個人としてどう立ち振る舞うかは死活問題ですね。

『週刊金融日記 第694号 アメリカの制裁で花開きつつある中国のAIと半導体産業について解説します』
『週刊金融日記 第695号 中国株投資における政治リスクを考える 中国歴史編』
『週刊金融日記 第696号 中国の巨大テック企業について解説します』
『週刊金融日記 第697号 なぜ金はこんなに上がっているのか? 多極化により世界はゆるやかな金本位制へ』
『週刊金融日記 第698号 アメリカの大戦略がトランプ政権下ですでに変わったかもしれない』

 ということで、今週は久々に楽だと思っていたんですが、そうは問屋がおろしませんでしたわ(笑)。
 どうせ進次郎が自民党総裁選で勝つんだろうな、と思っていたら、なんと早苗じゃないですか! これで日本初の女性宰相の誕生はほぼ確実です。そして、早苗は、あの国民的に人気があり、長期政権を樹立した安倍晋三氏の政治思想の正統な継承者です。
 安倍氏の祖父は、満州で産業政策を指揮し、敗戦後はA級戦犯容疑者として巣鴨プリズンに収監されながらも、奇跡的に政界復帰を果たして首相にまで上り詰めた岸信介氏(第56・57代内閣総理大臣)です。そして、岸氏は台湾を統治した蔣介石と「反共」を旗印に盟友関係を築きました。さらに、安倍氏の大叔父(岸信介の弟)である佐藤栄作元首相は、アメリカが中国共産党の中華人民共和国との関係改善に動いた「ニクソン・ショック」の時代に、最後まで台湾の中華民国を擁護した人物です。
 安倍氏は、こうした非常に濃い親台湾の政治的系譜にあり、その遺志を最も強く継ぐのが高市氏というわけです。

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2.今週のマーケット

●日本初女性宰相高市早苗総理で円安&資産インフレへGo!トランプ大統領ノーベル平和賞受賞なるか(金融日記 Weekly 2025/9/26-2025/10/3)
https://www.kinyuunikki.com/market-commentary/20251005-SanaeJapan1stFemalePM.html

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3.ブログではいえないお店

-東京上陸!名古屋発祥の台湾ラーメンの謎に迫る

 先日、名古屋を訪れた際に「台湾ラーメン」を食べて、まあ、ビールにめちゃくちゃよく合う、僕好みのラーメンで、ちょろっとメルマガに書きました。

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4.藤沢数希の身もフタもない人生相談

-勝ち組のはずの勤務医ですがインフレで最近は閉塞感を感じています

いつも楽しく拝読しております。
藤沢さんは理系なら医者になるのが日本で一番と常々おっしゃっていますが、なぜそのように思われますか?
また今の子供たちの世代にも同様に医者を勧めますか?
というのも、医者になった身からすると、勤務医である限り給与は横一線で、努力しようがしまいが関係なく、年齢や立場が上になっても昇給は微々たるもので、不満を感じます。
インフレでさまざまなものが値上がりしていますが、医者の給与は今後も上がる見込みはありません。
最近は都心で生活していると会社員の給与の上昇を横目に、医者の購買力は落ち、真綿で首を絞められているように感じることもあります。
若い医師たちが保険診療ではない美容の世界に興味を持つのも納得できます。
たしかにマイホームを買うなら低金利で1億円以上のお金を引っ張ってこれること、恋愛では病院内外での情事に恵まれていることなどの利点もありますが、最近は閉塞感から抜け出す方法を考えている医師も多く見受けられます。
正直、外資系投資銀行でたくさん稼いでいた所長が羨ましいです!

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