アメリカAI全賭けでメモリー&CPU企業の大暴騰続く、アメリカのホルムズ海峡封鎖でイラン貯蔵施設溢れ出し原油がペルシャ湾に垂れ流し(金融日記 Weekly 2026/5/1-2026/5/8)
公開日: 2026年5月10日 X
| TOPIX: | 3829.48, | +2.7% (1w), | +11.8% (YTD) |
| Nikkei225: | 62713.65, | +5.4% (1w), | +24.6% (YTD) |
| S&P500: | 7398.93, | +2.3% (1w), | +8.1% (YTD) |
| USD/JPY: | 156.62, | -0.3% (1w), | +0.1% (YTD) |
| EUR/JPY: | 184.67, | +0.3% (1w), | +0.5% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 95.42, | -6.4% (1w), | +66.2% (YTD) |
先週(5月1日-8日)のマーケットは、戦争とホルムズ海峡封鎖による環境破壊やサプライチェーンの分断という物理的な損失を、デジタル経済の熱狂が無視する二極化が一段と鮮明になった。米国株(S&P500)は連日の最高値更新を続け、日経平均株価も週間で5%を超える爆騰を演じ、史上最高値の6万2000円台へと突入した。ペルシャ湾に原油が垂れ流される環境汚染が広がる一方で、デジタル空間の未来を担保するAI半導体セクターには、天文学的なマネーが流れ込み続けている。
株高の背景にあるのは、米ビッグテックによる年間100兆〜200兆円規模という凄まじいAI設備投資への期待である。現在のAIデータセンターでボトルネックとなっているメモリー企業が暴騰している。また、これまで主役だったNVIDIAのGPU(学習)に加え、AIエージェントの普及に伴う推論需要から、CPUの需給が逼迫するとの思惑で、IntelやAMDが買われた。日本でも営業利益でトヨタ超えが現実味を帯びてきたキオクシアや、ソフトバンクなどのAI関連銘柄が大きく上昇し、市場を牽引している。
一方、ホルムズ海峡の逆封鎖を続けるトランプ政権により、中東情勢は出口のない惨状を呈している。この逆封鎖で石油の輸出が滞り、貯蔵施設が飽和したイランでは、行き場を失った原油をペルシャ湾に垂れ流さざるをえなくなっている。海水淡水化施設に頼る湾岸諸国の飲み水への影響が懸念される。
市場はAIバブルに浮かれているが、実体経済では海峡封鎖によるサプライチェーンの目詰まりが静かに進行している。この物理的な制約がいずれAIの熱狂を現実に引き戻すトリガーになりかねない。
●日経平均最高値、6万2833円 上げ幅最大 半導体、成長期待高まる
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO96098330Y6A500C2MM8000/
●米国株式市場=S&P500とナスダック高値更新、AMDがAI関連株をけん引
https://jp.reuters.com/markets/japan/J7ZJ67D6ONJW7MQDI3GLTFY2UM-2026-05-06/
●キオクシア営業利益、27年3月期市場予想「トヨタ超え」 15日決算発表
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB061FW0W6A500C2000000/
●イランのカーグ島沖で石油流出 、インフラ破損か 環境汚染の懸念
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN092NM0Z00C26A5000000/
★イランは最強の米軍の苛烈な空爆により、もはや減産工事もできないため、受け止められない原油をそのままペルシャ湾に垂れ流すしかなくなっている。環境汚染で水を海水淡水化施設に頼るGCC湾岸諸国などに大きな被害が出る可能性がある。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2053344159038341245
★米軍が誇る空母打撃群や米軍基地は安価なドローンの飽和攻撃と極超音速ミサイルに弱いため、これまでの世界の軍事バランスが変わりつつある。
https://x.com/kazu_fujisawa/status/2053023046575993328
米個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/05/01-2026/05/08)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
香港個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/05/01-2026/05/08)

出所: Google Finance, Yahoo!Finance
日本個別銘柄の週間パフォーマンス (2026/05/01-2026/05/08)

出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移

出所: 日経新聞社
直近1年のドル円とユーロ円の推移

出所: セントラル短資
イールドカーブ (2026/05/08)

出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス (2026/05/01-2026/05/08)

出所: セントラル短資
直近1年のS&P500種指数と原油価格の推移

出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD] (2026/05/01-2026/05/08)
![地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD]](charts/Chart20260509_WrdEquity.png)
出所: iShares, Bloomberg.com
今週のマーケット・イベント
5月11日(月)
米4月中古住宅販売件数
米3年国債入札
中国4月消費者物価指数(CPI)
中国4月生産者物価指数(PPI)
決算:ソフトバンク、オリックス、第一三共、JR九州、メルカリ、他
5月12日(火)
日銀金融政策決定会合の主な意見(4/27-28開催分)
日3月家計調査
日3月景気動向指数
日10年国債入札
米4月消費者物価指数(CPI)
米10年国債入札
独5月ZEW景況感指数
決算:三菱重、住友電、パナソニック、ダイキン、富士フイルム、塩野義、花王、川重、他
5月13日(水)
日3月国際収支・貿易収支
米4月生産者物価指数(PPI)
米30年国債入札
決算:ソフトバンクG、INPEX、武田、三井住友、菱地所、三井不、住友不、アシックス、日本製鉄、他
5月14日(木)
日4月マネーストックM2
日30年国債入札
米4月小売売上高
米4月輸出・輸出物価指数
決算:キリン、楽天、他
5月15日(金)
日4月企業物価指数
米パウエルFRB議長任期満了
決算:キオクシア、三菱UFJ、みずほ、リクルート、第一ライフ、ゆうちょ、日本郵政、他
5月16日(土)
5月17日(日)